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いわきで映画「461個のおべんとう」 原作の渡辺俊美さんと監督が舞台あいさつ

映画をPRする兼重淳監督と、原作・音楽を担当した渡辺俊美さん

映画をPRする兼重淳監督と、原作・音楽を担当した渡辺俊美さん

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 12月18日から、いわき駅前の映画館「まちポレいわき」(いわき市平白銀町1)で、V6井ノ原快彦さん主演の映画「461個のおべんとう」の上映が始まった。20日には、原作と音楽を制作した、TOKYO No.1 SOUL SET/THE ZOOT16の渡辺俊美さん(福島県富岡町出身)と、同映画の監督・脚本を務めた兼重淳さんが登壇し、舞台挨拶を行った。

舞台あいさつを行う、渡辺俊美さんと兼重監督

 映画の原作は、渡辺さんが2014年に出版した「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス)。浪人し、1年遅れて高校に通うことになった息子に、渡辺さんが3年間毎日作り続けた弁当と、エッセイをつづったもので、渡辺さん役の「鈴本一樹」をV6の井ノ原快彦さん、息子役の「鈴本虹輝」をなにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑さんが演じる。両親の離婚と高校浪人を経験した息子に、ミュージシャンである父親が毎日欠かさず弁当をつくることで、息子、父親が、時に衝突しながらも、ともに成長し合う姿を、穏やかな日常として描き出す。井ノ原さん演じる渡辺さんのバンドメンバーとして、ミュージシャンのKREVAさん、やついちろうさんも共演。劇中に数回、本格的なライブシーンも登場する。

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 同作の福島県浜通り地区での上映は、いわきが初。渡辺さんの出身である浜通りでの上映は念願だったといい、当初は渡辺さんだけの予定だった舞台あいさつに、監督の兼重さんも駆けつけた。渡辺さんと話す中で「震災で人生が変わった」という思いに共感した兼重さんは、絶対に映画の中に福島県浜通りの景色を入れたいと数カ所を下見。当初は劇中のライブシーンを、富岡町の音楽フェス「とみROCK」で撮影する予定だったが台風でフェスが中止になってしまったため、急遽別シーンとして井ノ原さんと富岡町で撮影を行った。兼重さんは「原作にも福島の描写は出て来ないし、無理に入れなくてもよかったのだが、渡辺さんの原作で、渡辺さんのお母さんから渡辺さん、そして息子へとつながっていく思いを描くには、福島の景色を入れないわけにはいかなかった」としながらも、「あくまでも『日常』のひとつとしてのシーンなので、震災を強く思い起こすような表現は避けた」とも。

 新型コロナウイルス感染予防のため、客数を減らしながらも満席となった舞台あいさつでは、「大変な時期なのに、覚悟を持って見に来てくれてありがとう」と渡辺さん。モデルとなった実の息子が映画をとても気に入り、すでに3回も友人を連れて観に行ったことや、渡辺さんの母役を演じた倍賞美津子さんが、セリフを話すとき以外も福島弁で役作りをしていたなどの裏話で盛り上がった。同映画を観る福島の観客に向けて渡辺さんは、「単に親父と息子の話、というだけでなく、お弁当を通して思い出すことってたくさんあると思うし、『日常』が詰まっている、愛にあふれた映画になっているので、多くの人に観てほしい」と呼びかける。

 上映は、12時10分からと17時10分からの2回(25日まで。以降はホームページで公開)。上映時間は119分。1月20日まで(予定)。また渡辺さんは、1月10日に同市のライブハウス「クラブソニックいわき」(平大工町9)で、タテタカコさんとのツーマンライブを行う。

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