見る・遊ぶ 学ぶ・知る

双葉郡富岡町に音楽戻る 音楽フェス「とみロック」にACIDMAN、葛城ユキさんら出演

とみROCK開催のきっかけとなった、富岡夏祭り2017

とみROCK開催のきっかけとなった、富岡夏祭り2017

  •  

 東日本大震災、福島第一原発事故による避難指示が昨年4月に一部を除いて解除された双葉郡富岡町で8月11日、音楽フェス「とみROCK」が開催される。会場はJR常磐線富岡駅近くの富岡町仏浜特設会場。主催は、とみおか夏フェス実行委員会。入場無料で、限定1000枚の入場整理券を「club SONIC iwaki」(いわき市)など福島県内4カ所のライブハウスをはじめ、全国7カ所で配布している。

とみROCK2018フライヤー

 「とみROCK」は、音楽の力で地域の再生を盛り上げたいという思いを込め、今年から双葉郡富岡町で開催を始める音楽フェス。2011年の東日本大震災と原発事故により、一時は全町民1万5960人(2011年3月11日現在の住民登録人口)が全国に避難した富岡町だが、現在は約740人(2018年8月発表)の町民が暮らす。

[広告]

 同イベント実行委員会の中心となるノーマディックレコードは1999年、東京で創立。2009年に富岡町に移転したが、2011年3月以降はいわき市に避難し、音楽活動を続けている。同イベントに出演するACIDMANは同レーベルの出身で、毎年3月11日にいわき市でライブを行うなど、震災直後から福島県との関わりを続けている。

 出演はACIDMAN、葛城ユキさん、タテタカコさん、渡辺俊美さん、片平里菜さんら、福島県出身やゆかりのミュージシャン10組。オフィシャルグッズの販売やフードコートの出店も。イベントの最後には、2011年夏から続いている東日本大震災の追悼と復興を祈り、東北と東日本沿岸で一斉に打ち上げる「LIGHT UP NIPPON」の花火があがる。

 富岡町では昨年、6年ぶりに町内での夏祭りが復活。約400人が集まり、それが「とみROCK」開催のきっかけとなったという。同イベント実行委員会代表の平山勉さんは、「音楽の力で、この地のゼロからのスタートを後押ししたい。とみROCKを通して、再生に向かって進む富岡町の『途中経過』を実際に来て感じてもらい、もちろん音楽も楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 11時開場、12時開演。終演は20時30分を予定。特設駐車場の申し込みは8月8日まで。入場無料の整理券配布場所などの詳細はホームページで確認できる。