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郡山にローカルスナック 福島の日本酒が飲み放題、クラウドファンディングも

SHOKUSHOKUFUKUSHIMA、プレオープニングイベントの様子

SHOKUSHOKUFUKUSHIMA、プレオープニングイベントの様子

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 今年の全国新種鑑評会で史上初の6年連続金賞受賞酒数日本一を記録した福島県の日本酒を常時20種類以上そろえ、セルフサービスで飲み放題となるローカルスナック「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」(郡山市堂前町)が8月18日、オープンする。現在、開店に向けた資金調達に挑戦している。

SHOKU SHOKU FUKUSHIMA 告知フライヤー

 経営はエフライフ(郡山市)。同社は、毎月定額を支払った会員に、その月おすすめの日本酒1本とおつまみ、情報誌を送るメディア「fukunomo」を通して福島の日本酒の魅力を発信してきた。2012年に福島県に移住した埼玉県出身の社長・小笠原隼人さんは同メディアを運営する中で、「福島には非常に魅力的な生産者がいて、食材も良いものが多いのにもかかわらず、県内の人たちはその豊かさに気付いてないのでは」という問題意識を持ったという。

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 同店ではfukunomoで取り上げた福島の日本酒常時20種類以上を定額で飲み放題にする。おつまみも福島産にこだわったオリジナルを提供。福島の日本酒や食材の生産者や関係者をゲストに呼び、日替わりイベントも開く。同店ではゲストを「shoku-nin(職人)」と呼び、「食」を楽しみながら「職」に触れる場を目指す。現在決まっているゲストは、「ブランコ フクケッチァーノ」元料理長の中田智之さん(8月18日)、元ミスピーチ・現ライシーホワイトの福島大生・上石美咲さん(9月8日)、「そうま食べる通信」編集長の菊池基文さん(9月15日)など。

 席数15席、店内約30平方メートルというスナックの形態にもこだわった。カフェや食堂では「食」を味わうことはできても、生産者の「職」を伝えることはできない。同店のもう一つのテーマが「来てくれた人が自分の可能性を広げてもらうこと」。地元の日本酒や食、職人たちの思いや生き方に触れ客同士も自然と触れ合うことで、「福島には何もない、自分には何もないと思っている人たちに、自分の可能性を広げてもらえる場になれば」と、あえてゲストやほかの客と近づける狭い空間を意識したという。

 本オープンの8月18日に向け、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」を通して資金調達を行っている。オープン後に気軽に足を運んでほしいと、同店の商品券、福島県産の野菜や桃、日本酒などをリターンとして準備している。小笠原さんは「福島で仕事を始めてから魅力的な生産者にたくさん出会い、その思いのアウトプットが日本酒や生産物だと知った。そのストーリーをじかに届ける場として、『SHOKU SHOKU FUKUSHIMA』を展開していきたい」と意気込む。

 営業は水曜・金曜・土曜の19時~23時(臨時営業、臨時定休あり)。クラウドファンディングは8月10日23時59分まで。