いわき市初となるフルーツサンド専門店「フルーツパーラーMAHALO」(いわき市白銀町7)が9月16日、オープンした。「フルーツ王国・福島」と「東北のハワイ・いわき」を意識した13種類のフルーツサンドを、1日300食提供する。
店名の「MAHALO」は「ありがとう」を意味するハワイ語。来店への感謝と、同店を経営する「ありがとうカンパニー」(いわき市平大町)の会社名に由来する。材料にもこだわり、フルーツは市内のフルーツ専門店「石河屋」(常磐湯本町栄田)から仕入れ、パンも同じく市内の今井製パン(四倉町)の食パンを使う。同店のフルーツサンドは、追熟したフルーツの甘みと甘さ控えめのクリームにほんのりバターの香りがする独自の味わいになっている。5種類のフルーツを挟んだ「マハロミックス」(519円)、4種類のフルーツを花の形に挟んだ「オハナミックス」(579円)、「シャインマスカット」(749円)、「ゴールデンパイン」(459円)など13種類のほか、フルーツゼリー各種(449円)、フルーツ飴(あめ)各種(399円)などフルーツサンド以外の商品も。フルーツ入りのレモネード(349円)、コーヒー(199円)のドリンクもあり、イートイン席6席での店内飲食も可能。
同社は、「やきとり居酒屋 十八番」などいわき市内で5店舗の居酒屋を経営する。新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言で飲食店経営が厳しくなり、事業を再構築。新事業としてテークアウト店開店に踏み切り、「フルーツパーラーMAHALO」は同社2店舗目のテークアウト専門店となる。正木聡社長は「会社と従業員を守るため、新事業にチャレンジした。仕入れに関しては地元業者に協力いただき、『石河屋』さんはフルーツサンドに合う追熟した福島産フルーツを積極的に提案してくれている。非常においしいフルーツサンドに仕上がった」と自信を見せる。
いわき市に9月30日まで「まん延防止等重点措置」が発出されているため、最低限の開店告知しか行わなかったにもかかわらず、15時には300食のフルーツサンドが全て売り切れた。
営業時間は、11時~20時(商品売り切れ次第閉店)。