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福島県相馬市の「浜の駅」が71日連続営業 「常磐もの」を味わえる日常へ 

浜の駅松川浦、正面

浜の駅松川浦、正面

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 10月25日にグランドオープンした「浜の駅 松川浦」(相馬市尾浜追川196)が、プレオープンの10月22日から71日間休まずに営業し、31日に2020年の営業を終えた。新年は1月3日から営業する。 

常磐ものを調理する、奥田シェフ

 同施設は床面積約1000平方メートル。近接する相馬漁港でその日の朝にあがった海産物を直送で販売するほか、地元産の野菜や総菜、周辺市町村や姉妹都市の加工商品、県産の地酒などを幅広く扱う。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により、未だ試験操業を続ける福島県の漁業の活性化、浜の賑わいを取り戻すべく開所した同施設のグランドオープンには開店前から500人の行列ができた。その後も想定以上の集客が続いたため、定休日を設けず年内いっぱい営業を続けることになったという。

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 同施設開所前の9月に復興庁が主催で開催された、釣りと料理教室を組み合わせたイベントでは、その日の朝に参加者が釣ったヒラメをシェフが調理、それをオンラインで料理教室として配信。福島県出身の人も含め30人が参加、相馬で水揚げされた「常磐もの」(福島県沖で水揚げされる、ヒラメやカレイなどの総称)を味わった。調理を担当した、東北を代表するシェフ、イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」(山形県鶴岡市)の奥田政行さんは、「相馬のヒラメは日本一美味しい」と太鼓判を押す。

 「浜の駅 松川浦」内に併設された食堂、浜の台所「くぁせっと」では、「本日のお魚たち」としてその日に水揚げされた海産物を黒板で紹介。メニューは、そうま海鮮九曜丼(2500円)をはじめ、本日の「くぁせっと」定食(1000円)、地魚丼(900円)など20種類。テイクアウトにも対応し、日常の食卓で「常磐もの」を楽しむことができるようになった。

 同施設のSNSを毎日更新している店長の常世田さんは「どこよりも新鮮な「常磐もの」を数多く取り揃えることができた。想定以上のたくさんの方に足を運んでもらえて、驚きながら本当にうれしく思う」と感謝を伝えた。

 営業時間は、9時から17時(~3月まで。4月~9月は、18時まで)。浜の台所「くぁせっと」は、平日11時から14時30分(ラストオーダー)、土日祝日は10時30分からの営業。1月1日、2日のみ定休。