いわき・平の「チームスマイル・いわきPIT(ピット)」(いわき市平弥宜町)で10月13日、14回目となるプレゼンテーションイベント「浜魂(ハマコン)」が開かれた。主催はNPO法人「TATAKIAGE Japan(タタキアゲ・ジャパン)」。
浜魂は、福島県浜通りを良くするためにアクションするプレーヤーを、市民が応援し支えるための出会いときっかけをつくる場として昨年8月にスタート。過去13回の浜魂で計55人が自身のプロジェクトを発表し、参加者の累計は1,000人を超える。
14回目を迎えた今回は、5組のプレーヤーが自身の思いをプレゼンした。10月にカラーコーンを顎(あご)に載せる大道芸でギネス記録を達成した横田圭祐さん=「世界記録を利用していわきに市外から遊びに来てもらうにはどうする?」、占星術師の野木ちさとさん=「いわきにプラネタリウムを復活させたい」、元原発作業員の市川英樹さん=「浜通りで日本一綺麗で大きな田んぼアートを開催したい」、メンズヨガクラブを設立したばかりの小屋敷直也さん=「いわきでメンズヨガ文化を発祥させたい」、地中熱の研究者・佐藤博さん=「いわきから再生可能エネルギーを」。
各プレゼンの後は、参加者がそれぞれ賛同したプレーヤーにアイデアを持ち寄り、プレーヤーはそのアイデアの中から次なるステップを選んで発表。「いわきで宇宙フェスを開催」「いわき市長にプロモーションビデオへの出演交渉をする」など思いもよらないアイデアが出るのが同イベントの特徴だ。
次回の「浜魂(ハマコン)」は11月23日、いわきPITで地元いわき明星大学とのコラボレーション企画として開催する。主催する同NPOの小野寺孝晃さんは「今回の浜魂を機会に、地元大学生と地域の大人が一緒になって浜通りの問題解決や新しいアクションに取り組んでほしい」と期待を込める。参加費は、大人=1,000円、大学生=500円、高校生以下無料。自由参加の懇親会参加費は1,500円。事前申し込みは不要。