平中央公園（いわき市平三崎）で10月9日、「パフォーマー・YOKOTA（よこた）さんが大道芸で世界記録に挑戦した。公園イベント「アリオスパークフェス」の会場で行われた。

多くの観客の前でパフォーマンスを披露するYOKOTAさん

　YOKOTAさんは2014年から市内を中心にイベント、幼稚園や保育所などで、バルーンアートやフルーツカットのほか、「フレアバーテンディング」や「カラーコーンバランス芸」のパフォーマンスを披露している大道芸人。

　2014年12月には、市内のパフォーマーの発掘と地域交流を目的とした「第1回パフォーマンスコンペティション2014」に出場し、フレアバーテンディングで最優秀賞に輝き、翌2015年には、新たに始めた「カラーコーンバランス芸」で2連覇を達成。自身のテーマソングやプロモーションビデオを制作し、ブログやSNSなどで紹介している。

　「2年間の活動を通じて、応援してくれるいわきの人たちの優しさやパワーを頂いたいただいた。その優しさやパワーをより多くの人たちに知ってもらい、いわきに足を運んで感じて欲しいほしい。震災や原発事故でネガティブなイメージとして発信されたいわきだが、震災から5年経ったたった今の元気ないわきを世界に向けて発信したい」と語るYOKOTAさん。

　今回は、1個の重さが約800グラムある「カラーコーン」を使ったバランス芸で世界記録に挑戦。カラーコーンを重ねて10秒間、顎（あご）の上でバランスを保持するというものだ。世界記録を上回るためには20個を超えなくてならないという。

　記録挑戦の当日は、ギネス世界記録のルールに従って行われ、承認4人、タイムキーパー2人が立ち会い、22個のカラーコーンを10秒間キープし、見事、世界記録を達成した。

　この後、録画した動画と写真をギネスワールドレコーズジャパンへ送付し、10月17日、公式記録にと認定され、ギネス世界記録更新となった。今回のパフォーマンスを新たに動画撮影し、配信していく予定だという。

　記録が認定を受けYOKOTAさんは「いわきを盛り上げるため、そして自分の記録のため頑張った。たくさんの方が協力してくれ、当日は強風の中、たくさんの人が見に来てくれた。世界記録よりも協力してくれた皆みなさんに感動した」と現在今の心境を話し、更なるさらなる記録更新へ意欲を見せた。