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富岡町夜の森の桜が開花宣言 桜まつり前倒し、ライトアップも

「夜の森桜のトンネル」、3月27日の様子。桜を撮影する市民が多く見られた。

「夜の森桜のトンネル」、3月27日の様子。桜を撮影する市民が多く見られた。

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 3月24日、福島県双葉郡の桜の名所、富岡町夜の森(よのもり)の桜が開花宣言した。昨年より4日早い開花を受け、「桜まつり2021」は、4月3日、4日に開催(10日、11日は開花の状況に応じて検討)。2日から11日までは、桜並木のライトアップも行う。

ライトアップされる宝泉寺の枝垂れ桜も満開を迎えている

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 開花宣言を受けて、週末の27日、28日は近隣の住民などが訪れ、スマートフォンやカメラで桜を撮影する様子が見られた。4月3日、4日に開催される桜まつりは、新型コロナウイルス感染予防の観点から、例年行われているステージイベントや飲食などの出店は行わず、歩行者天国と飲食を伴わない物販等の実施、という形で行われる。桜まつり前日の2日からは、桜並木周辺の旧富岡第二中学校前、夜ノ森駅前西側遊歩道、開花基準木周辺、宝泉寺(富岡町本岡王塚451)などで桜のライトアップが行われる。

 福島県富岡町は2017年4月に、一部帰還困難区域を除いて、東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除された。解除に伴い、桜並木への立ち入りも可能となり、2018年からは桜まつりも再開した。夜の森は、東日本大震災以前は、約2.2キロ・約420本が植えられた桜並木に、桜まつりの時期になると約10万人が訪れる、県内有数の桜の名所だった。現在は、桜並木の一部が帰還困難区域に指定されているため、観桜エリアは約800メートルとなっているが、昨年(2020年)3月に常磐線が再開通したことにより、夜ノ森駅から徒歩で桜並木に訪れることができるようになった。

 桜まつりの歩行者天国の時間は、9時から15時。桜まつり及びライトアップに合わせて1日より、旧富岡第二中学校校庭に駐車場及び簡易トイレが設置されるほか、夜ノ森駅東口駐車場、待合室のトイレも使用できる。町では、路上駐車の禁止、新型コロナウイルスの予防対策をしての来場を呼びかけている。

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