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南相馬・小高区内18カ所でイルミネーション点灯 冬の風物詩に

「あかりのファンタジー イルミネーション in おだか」上:浮舟ふれあい広場、下左:小高小学校、下右:小高駅前

「あかりのファンタジー イルミネーション in おだか」上:浮舟ふれあい広場、下左:小高小学校、下右:小高駅前

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 イルミネーションイベント「あかりのファンタジー イルミネーション in おだか」が現在、南相馬市小高区内で行われている。主催は小高観光協会。

「あかりのファンタジー イルミネーション in おだか」MAP

 2002年から、震災のあった2011年を除き毎年開催されている同イベント。当時、小高観光協会にあった企画部会の部員の「町を明るく元気にしたい」「明かりを通して地域の住民の絆やつながりを強めたい」という思いから始まった。

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 メイン会場の浮舟ふれあい広場(南相馬市小高区本町1)では、電球4万個を使った光のトンネルを中心に、休日には子ども連れの家族らがイルミネーションを楽しんでいる。参加しているのは、同区内の事業所のほか、個人の住宅や団体など計18カ所。区役所周辺や国道6号線沿いをはじめ、小高区4小学校(小高区関場1)周辺など、区内全体がイルミネーションで照らされている。全てを見て回るには車が必要だが、小高駅前の通りを歩くだけでも楽しめる。玄関にスノーマンを置くシンプルなものから、樹木全体が電飾されているものなど、参加のかたちはさまざまだ。

 「震災後、イベントへの参加の件数は減ってしまったが、イルミネーションに対する思いは変わらず、むしろ大きくなった」と話すのは、小高出身で同区観光協会職員の佐々木さん。イベントを始める前、小高の冬の街並みは暗く寂しいイメージだったが、参加団体が増えていくことで町が明るくなり、「小高の冬の風物詩」と言われるようになったという。

 震災前は家族や身近な人に楽しんでもらうためにイルミネーションを始める人が多かったが、震災後は小高を含めた南相馬のため、小高を応援してくれている全国にいる人に「小高の今を届けたい」と参加する人が増えてきたという。復興のメッセージとして、夜の沿道に向けて彩る住民もいる。遠方から明かりを見つけた人に「あぁ小高、明るくなったなあ」と伝えたいという思いからだ。佐々木さんは「イルミネーションを見に来て、元気になってもらえたり、小高の現状を知ってもらえたりすればうれしい」と来場を呼び掛ける。

 点灯時間は期間中の17時~20時。来年1月14日まで。