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飯野八幡宮がいわきオリジナルお守り 元旦から限定領布

飯野八幡宮で初領布されるお守り6種。領布場所はのぼりが目印。

飯野八幡宮で初領布されるお守り6種。領布場所はのぼりが目印。

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 いわきの飯野八幡宮(いわき市平字八幡小路)で、いわき市在住のクリエーターとコラボレーションしたお守りが授与される。創建950余年を迎える同神社での初の試み。

元旦から領布される6種のお守り

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 授与されるお守りは、スマホケース・ペンダントヘッド・バンダナなど日常身に着けられるもの。従来の「お守り」の概念を覆すもののように感じられるが、もともとお守りとは「神様のご利益を得るために神社の一部を持ち帰ったもの」が由来とされており、身に着けることが前提となっている。同神社の飯野泰子さんは「神社を身近に感じるきっかけになれば」と新しい形のお守りに願いを込める。

 神社に生まれ育った飯野さんは、以前と比べ神社へお参りする人が少なくなり、人々の心が神社から離れてしまっているのではと感じていた。2011年の東日本大震災では、津波で神社自体が流されたり、避難のため今まで通っていた神社へ通えなくなったりと、神社離れはさらに加速した。

 そうした中、いわきで地域創生をサポートするクラウドファンディングサイト「Kick OFF」から、「いわき在住のクリエーターとコラボレーションしたお守りをつくっては」という提案があった。神社が地域に寄与するきっかけにと、いわき市で活動するクリエーターたちと「飯野八幡宮 御守り・ラボ」を結成し、日常をコンセプトにしたお守りの開発を始めた。

 クリエーター6人とのコラボレーションの末、6種のお守りが完成。10月~11月、クリエーターたちと一緒にお守りを作り、作ったお守りを神主に祈祷してもらうまでを体験してもらうワークショップも開いた。その際、神主から参加者へ同神社の由来や、神社やお守りにまつわる話を聞いてもらう時間も設けた。「神社側から参拝する方にお話を聞いてもらい、質問を受けたりするのは非常に貴重な機会。大きな学びとなった。その後参加者が神社のお祭りに参加してくれたり、相談を受けたりと手応えを感じている」と笑顔を見せる。

 今回開発した6種のお守りを「じっくり時間をかけて育てていきたい」という飯野さん。来年は開発したお守りを「メイド イン『IWAKI』のお守り」として、賛同してくれるいわき市内の他の神社でも授与してもらいたいと考えている。「御守り・ラボ」のお守りに興味を持っても、「やはりお守りは自分の通う神社で買いたいという人も多いから」だという。

 今回の授与は飯野八幡宮のみで、各お守りとも限定20個。元旦0時の奉納の後、本殿に向かって左手の「受付」と、境内右手奥の「会館」の2カ所で授与する。授与するお守りと価格は以下。「スマ守-TORII」=開運厄除(スマホスタンド)・4,500円、「a piece of heart」=恋愛成就・子授(ペンダントヘッド)・5,800円、「面壁九年」=心願成就(ダルマ型レザーキーホルダー)・3,000円、「あなたと私を『結ぶ』ターバン」=福結び(ターバン)・3,800円、「天然木使用携帯カバー加護守 勝掴昇龍」=必勝祈願(スマホケース)・4,800円、「香守り」=身体堅固(アロマストーン)・3,800円。

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