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いわきの雑煮を食べ比べ マップやレシピカードにしてアピール

様々ないわき地区の雑煮(2015年撮影)

様々ないわき地区の雑煮(2015年撮影)

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 いわき芸術文化交流館アリオスは12月10日、いわき市内各所で「スキマチイワキが行く! いわき・お雑煮の旅」を開催する。昨年に続き2回目。

昨年作成されたお雑煮マップ

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 スキマチイワキは、「好き」「数寄」「隙間」「町」に「いわき」を合わせた造語で、同施設といわきのコミュニティーFM「SEA WAVE FMいわき」が協力して行っているプロジェクト。いわきに眠っている「宝」を、市民みんなで掘り起こそうと昨年始まった。特に過疎化が進むいわき市内の中山間地域に対し、舞台芸術やアートをキーワードに、演劇やものづくりなど地域の人を巻き込んださまざまなプロジェクトを継続的に行っている。

 今回は、昨年末に開催し好評だった「お雑煮づくり&お雑煮マップづくり」を開催。いわき市内の小川地区、田人地区、豊間地区、久之浜地区の4地区の民家や地域の集会所を訪ね、各地区に伝わる雑煮を、地域の人々から教わる予定。雑煮づくりのほか、アーティスト増田拓史(ひろふみ)さんをゲストに、各地区での雑煮づくりや食材集め、その地域の人々との交流を冊子にまとめ、同プロジェクトを多くの人に知ってもらう試みも行う。

 翌週の12月18日には、東部ガスショールーム「エコア」(いわき市平字佃町)で、それぞれの地域で教わったお雑煮を再現しての食べ比べと、同プロジェクトのナビゲーターである美術家の藤浩志(ふじ・ひろし)さんと「お雑煮レシピカード」をつくる。

 アリオス広報グループの飯田能理子さんは、「『レシピを教わる』『美味しく食べる』だけではなく、この土地からうまれる、この人からうまれる、味の原風景を取材する旅になりそう。ぜひご参加を」と呼び掛ける。

 申し込みは、前日までにいわきアリオスチケットセンターまで。電話、窓口のみでの受付。参加費無料、小学5年生以上が対象(小学生は保護者同伴)。
 時間は、12月10日「お雑煮修行の旅」=8時30分~15時、12月18日「お雑煮自慢大会&レシピカードをつくろう」=9時45分~15時。

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