本格的なオーケストラ音楽の「おいしいところ」を少しずつ楽しめる、大人のためのオーケストラエントリーコンサート「ザ・アマデウス★ガラ~モーツァルトとウィーンの仲間たち~」が11月13日、いわき市平のいわき芸術文化交流館アリオスで開かれる。
山形交響楽団といわきアリオスで共演するライナー・キュッヒルさん
好きな音楽ジャンルが固定された大人たちに、あらためてオーケストラの奥深い魅力を知ってもらおうと同施設が企画したシリーズ第1弾。東北初のプロオーケストラとして1972(昭和47)年に発足した山形交響楽団と、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で約45年間、コンサートマスターを務めたライナー・キュッヒルさんが初共演する。
演奏曲目はモーツァルトの「バイオリン協奏曲第5番『トルコ風』K.219」「歌劇『フィガロの結婚』K.492序曲」など。曲の間には、同楽団の音楽監督で指揮者の飯森範親さんがモーツァルトとウィーンの音楽家の系譜などについて解説する。
当日は山形の名産品が当たる抽選会もある。アリオス広報グループの飯田能理子さんは「演奏時間が長い交響曲などの楽曲は、特に聴きどころの詰まった楽章だけをピックアップして演奏するほか、曲間には巧みな話術にも定評がある飯森さんのトークを交えるなど、気軽にオーケストラの魅力を堪能できる」とアピールする。
14時15分開場、15時開演。チケットは全席指定で、一般=3,500円、学生=1,000円。3歳以下は入場できない。