いわき産業創造館（いわき市平字田町）で1月23日、専門家を招きオンラインショップの最新情報を学ぶセミナーが開催される。主催は、いわきでオンラインショップ・電子商取引の活性化を目的に活動する「いわきEC」。

　いわきECは昨年11月、15人の会員でスタートした。長くEC（電子商取引）を運営している先輩たちから新しくショップをスタートしたばかりの新人への育成の場として、また首都圏に集中するECの最新情報を、第一線で活躍する運営者を講師に招くことにより、いわきでの情報共有の場となり、会員が成長し、いわきのECが活性化することを目指している。

　今回講師に招く佐々木伸一さんは、前職の岩手県盛岡市の酒蔵「あさ開（びらき）」で未経験からネットショップを立ち上げ、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを6回受賞する人気店に成長させた実績がある。地方であっても全国レベルで戦えるネットショップを作れることを実践で示し、現職の大阪の「自転車グッズのキアーロ」でもECマネジャーとして、2年間で売り上げを262％まで伸長させた。当日は「特別じゃない商材でも『お客さまの特別』にできる。10年後も『選ばれるお店』であり続けるために必要だと思う事。」をテーマに講演を行う。

　いわきEC代表の鈴木聖洋（まさひろ）さんは「同じ東北出身の佐々木さんのノウハウや日々の運営のあり方を、いわきの皆さんと学びたいと思い、お呼びした」と話す。同団体会員の竹田洋一さんは「佐々木さんは東日本大震災時、自らが被災地でありながらも東北地方の経済を盛り上げなければならないという使命感から、自粛ムードによる経済的二次被害を食い止めるべく活動した人。ぜひ多くの人に話を聞いてほしい」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は18時30分～。会費は、一般＝5,000円、いわきEC会員＝2,000円。定員は35人で、申し込みはホームページで受け付けている。