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いわき駅前のゲストハウスで七夕イベント 「100年続く祭りを無くしたくない」

2018年の平(たいら)七夕祭り、平三町目本町通りの様子。

2018年の平(たいら)七夕祭り、平三町目本町通りの様子。

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 いわき駅前に6月にオープンしたゲストハウス「FARO(ファロ)」1階のラウンジで8月7日・8日、「七夕ラウンジイベント Tanabata Loungin' at FARO」が開催される。「いわき七夕祭り」が中止になったいわき駅前で、七夕気分を味わってもらおうと企画した。

七夕イベントを行う、ゲストハウス&ラウンジFAROの外観

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 ゲストハウスFAROは、イタリアンレストラン「スタンツァ」のシェフ・北林由布子さんが、店が入るビル(いわき市平3)の1~2階をゲストハウスにリノベーションしてオープンした。4月にオープン予定だったが、新型コロナウイルスの影響で6月下旬に延期。オープン前から、1階のラウンジではカフェ営業を行っており、コーヒーやエスプレッソ、スイーツのほか、スタンツァの一部メニュー(ピザやパスタなど)の料理も提供する。

 当日は、七夕祭り仕様のメニューやアルコール、手作りの七夕飾りを1階ラウンジに準備。趣旨に賛同した店や市民らが、かき氷(両日)、ドライフルーツ(7日のみ)、スーパーボールすくいなど、七夕の屋台を感じさせる出店を行う。7日には浴衣の着付けコーナー(浴衣、帯、腰ひもは持参)も用意。七夕フォトスポットを開設し、地元のDJが店内を盛り上げる。

 北林さんは「七夕祭りの時期に商店街で何もないのは寂しいし、100年続いてきた商店街と地元の人のつながりを途切れさせたくなかった」と話す。「商店街全体で大きくやるのは難しいが、新型コロナ対策を施しながら、自分たちのできる範囲でだけでも七夕の雰囲気を提供したい、という同じ思いを持った仲間といわきの七夕の夜を演出するのでゆるりと楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は両日16時~21時。入場無料。ファロに前日10時までにホームページから予約すれば、イベント当日の宿泊も可能。

 いわき駅周辺で毎年8月6日~8日の3日間開催される「いわき七夕祭り(平七夕祭り)」は1919年(大正8年)に始まったとされており(諸説あり)、いわき市平商店街を中心に、商店、企業、学校などが制作した華やかな七夕飾りが通りを飾り、300以上の露店が軒を連ねる、いわき市最大の夏祭り。今年は新型コロナウイルスの流行に伴い、4月に中止が発表された。

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