南相馬市で2月15日に開かれた「福島イノベーション・コースト構想シンポジウム」で、同市内「福島ロボットテストフィールド」(原町区萱浜新赤沼)で8月に開催される「ワールドロボットサミット2020(WRS2020)」の公式アンバサダーに、福島県須賀川市出身の俳優、ディーン・フジオカさんが就任したことが発表された。
同日、サミットの会場となるロボットテストフィールドを視察した後、アンバサダー就任式に臨んだディーンさんは、「元々ロボットは好きで、身近でロボットが台頭する時代に生きてきたと思う」と話し、同サミットの見どころとして、「自身が生まれ育った福島の、災害対策といった部分で活躍するロボットやテクノロジー」と紹介。
ワールドロボットサミット2020(WRS2020)は、8月20日から22日に福島県南相馬市、10月8日から11日に愛知県国際展示場で開催。経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)主催。テーマを「Robotics for Happiness」とし、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World RobotExpo(WRE)」とで構成され、ロボットをテーマに人々がつながり、未来を語り合う場を目指す。
ディーンさんは、「この地で生まれた自分が、生まれ故郷であり母国・日本の最先端のテクノロジーを紹介できる機会だと感じる。地球規模でより良い一歩を踏み出す一員として、アンバサダーとして貢献していきたい。一緒に盛り上げていきましょう」と呼びかけた。