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いわきで老いや死をテーマにした祭典「いごくフェス」 入棺体験も

昨年開催の「igoku Fes 2018 前夜祭」の様子(提供:igoku編集部)

昨年開催の「igoku Fes 2018 前夜祭」の様子(提供:igoku編集部)

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 老いや死をテーマに様々なプログラムを行う地域包括ケアの祭典「igoku Fes(いごくフェス)2019」が8月31日・9月1日の2日間、いわきアリオスと平中央公園(いわき市平三崎1)で開催される。いわき市地域包括ケア推進課の主催。

「 igoku fes 2019 ~極彩色~」チラシ

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 「igoku(いごく)」は、地域、福祉、暮らしなどをテーマに同課が運営するウェブ・紙マガジン。「いごく」は、いわきの方言で「動く」を意味する。2017年9月に「いわきでいごいて死ぬ人たちのウェブマガジン」としてウェブサイトを、同年12月に紙媒体「紙のいごく」を創刊した。

 2018年2月に初めて「igoku Fes」を開催して以降、3回目となる今回のテーマは「極彩色(ごくさいしき)」。極彩色とは「極楽浄土を表現する彩り豊かな色」を意味する。しかし、同イベントでは極楽浄土という死後の世界を指す言葉ではなく、「私たちが生きる社会を指している」という。「人は本来、誰もが混じり気なしの極彩色を持っているはず。しかし、色を出すことを遠慮したり、色が異なることをネガティブに捉えたりしてしまう。そうではなく、人本来の極彩色を、あるがままに出すことができる社会の方が良い」という主催者の思いを込める。「おのおのの色をみんなで見せ合い、笑いながら、互いの極彩色を感じて、楽しく考えられるようなフェスを目指している」とも。

 同イベントは、8月31日の「ソトフェス」と、9月1日の「ナカフェス」の2部から成る。1日目のソトフェスは平中央公園を舞台に、葬儀社と総裁用品メーカーの協力により、実際に葬儀の棺に入ってみる入棺体験、三和地区の郷土芸能「上三坂やっちき踊り」体験、運動ワークショップ(要事前申し込み)、屋台スナック「極彩色」(16時30分~)、地域食の飲食ブースなどを展開。小雨決行、荒天中止。

 2日目のナカフェスはいわきアリオス中劇場を会場に、同市にゆかりがあり、昨年同フェスにも登壇した故ケーシー高峰さんをしのぶステージや毒蝮三太夫さんらの漫談ステージ、VRによるみ取り体験(要予約)などの体験プログラムを用意する。

 開催時間は、31日=15時~20時30分、1日=10時~16時。入場無料。詳しくはホームページで確認できる。

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