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いわきで学ぶエネルギー 横浜の大学生が中高生の講師に

「エネルギーオープンカレッジ」会場となるいわき海浜自然の家

「エネルギーオープンカレッジ」会場となるいわき海浜自然の家

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 エネルギーや環境を専門分野として学ぶ神奈川県の大学生たちが福島県の中学・高校生たちに向けたワークショップを行う「エネルギーオープンカレッジ」が9月16日・17日、いわき海浜自然の家(いわき市久之浜町)で開催される。主催は「かながわ元気エネルギー実行委員会」(神奈川県横浜市)。

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 同会は長年、関東圏に電気を供給していた福島県に対して、「電気で受けた恩は、電気と元気で返す」をスローガンに賛同するエネルギー関連会社や神奈川県内企業から協賛を仰ぎ、次代を担う子どもたちを対象にしたプログラムを実施している。神奈川県を中心に太陽光発電事業を展開する太陽住建(横浜市)の河原英信会長が呼び掛け役となり、関係する企業・行政・NPOなどが連携して設立された。

 同カレッジは、神奈川県横浜市内に所在し、エネルギーや環境を専門分野としている3つの大学の研究室に協力を依頼し、現役の大学生が自ら専攻している事柄をテーマとしたワークショップを実施する。

 神奈川大学経済学部の学生は、海外で自然エネルギー施設を運営する際に考慮すべき経済リスクについて、関東学院大学建築・環境学部の学生は、エネルギー効率を高める伝統的な建築工法について、フェリス女学院大学国際交流学部の学生は、持続的可能な開発における環境の考え方について、それぞれワークショップを行う予定。

 企画・運営を担当する実行委員長の緒方大輔さんは「エネルギーへの関わり方は非常に多岐にわたることを、参加する中学・高校生に知ってほしい。1泊2日の共同生活を通じて、サークルのこと、下宿のこと、アルバイトのことなど、大学生活に関する話をたくさん聞いて、自分の進路設計のヒントにしてもらえれば」と話す。

 対象は福島県内の中学、高校生。参加費8,000円。集合・解散はJRいわき駅前で、募集締め切りは9月8日。申し込み方法などの詳細はホームページで確認できる。

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