いわきの水族館「アクアマリンふくしま」(いわき市小名浜辰巳町)は10月29日・30日の両日、ハロウィーンを盛り上げようと、水辺の生き物をイメージした仮装を来館者に呼び掛けるイベント「ギョ(魚)スプレフェスティバル」を初めて開いた。
水族館「アクアマリンふくしま」内をギョスプレでパレードする子どもたち
イカやタコを表現した洋服、段ボールで作ったカニなどを身にまとった子どもたちが集まり、潮目の大水槽前でファッションショーを開催。多くの観客が見守る中、子どもたちは魚介類の動きをまねするなどしながらレッドカーペット上をウオーキングした。
来場者の投票の結果、白や赤のチュール生地で土佐金のひれを再現したいわき市小名浜の大山結加ちゃん(3)、千晴ちゃん(9カ月)姉妹が優勝。母親の友美さん(28)は「水族館には年間パスポートで世話になっているので盛り上げに協力できてうれしい」と受賞を喜んだ。
ギョスプレは2012年、同館職員だった神奈川県逗子市のフリーライター茂木みかほさん(38)が発案。茂木さんもウミウシの衣装を着てイベントを盛り上げた。
ファッションショーを終えた子どもたちは「おもちゃのチャチャチャ」を演奏しながら館内をパレード。「トリックオアトリート」の合言葉で同館職員からプレゼントをもらい笑顔を見せていた。